先手角頭歩4 ~角頭歩大会デビュー編~
こんにちは。よーしなです。
今回の内容は、ついに先手角頭歩を大会で使ってみました~
その大会は今年の3月に行われた団体戦です。団体戦だったので、当日も採用するか迷いましたが、思い切って使ってみました。
先手 よーしな 後手T.K大学 N氏
後手は18手目に△3三角と打ってきました。
立石流対策でよくある形ですね。
この形に対しては↓
23手目▲6七金
でました!変態流の金上がりです 笑 次は▲7六金と上がるのが狙いです。
一般的には▲8八銀~▲7六銀と配置するのが普通の組み立てですが、個人的には金で守るほうが安心感があります。
しかし、このあと失敗しました。
25手目▲4六角
この▲4六角は指した瞬間に絶望しました。取れるはずもない8二の飛車を狙っているだけの角ですからね。しかも後々追われる展開にもなりました。
ここでは▲8八飛と指すのが普通ですよね。
△8五歩からの強襲を恐れていました。
しかしそれ以前に金が7六まで行っていない( ゚Д゚)
構想がちぐはぐでした↘序盤に戻って先手は玉を3八まで囲ったのがどうだったか、その2手を▲6七金~7六金と配置すれば△8五歩からの仕掛けもなかったかもしれません。
以下は↓
△4四銀▲5六歩△4五銀▲5七角△8五歩▲同歩△同桂▲同桂△9九角成
▲8六歩△5五歩▲同歩
37手▲5五同歩
ここで後手は△8九馬と寄りましたが、△5六歩~△5五馬と指せば盤石だったと思います。
以下↓
△8九馬▲7八銀△7九馬▲5八飛△5六香
42手目△5六香
ここまで先手は苦しい戦いを強いられていましたが、後手はこの△5六香が悪手でした。以下は↓
▲7九角△5八香成▲同金と進み、先手陣には隙がなくなりました。
後手は△5六香の代わりに△9七馬と引いて互角の勝負だったと思います。
45手目▲5八同金
以下は王手がかかることなく押し切ることができました。
序盤で指された後手の立石流封じの△3三角に対しては玉の囲いを急がず▲6七金~▲7六金という感じで受ける形が有力になります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次回の内容は全く決めておりませんが恐らく角頭歩です。(またか)
先手角頭歩3
こんにちは。近々カワウソカフェに行くことを計画しているよーしなです 笑
今回は先手角頭歩に対して後手が工夫をしました。
最近指した将棋から↓
先手よーしな 後手四段の方
16手目△5三銀まで
今までの記事では、先手の▲6五歩に対して、
後手は△7四歩〜△7三銀で対応していましたが、今回の相手の方は△5四歩〜△5三銀と銀を中央に使ってきました。
確かにこちらの方が自然かもしれないですね。
しかし、この手にも用意の作戦があります。
▲7五歩△1四歩▲6六飛△2四歩▲7六飛
21手目▲7六飛
▲7五歩〜7六飛と立石流のようにします。
普通の立石流に見えますが、ある構想を考えていました。
以下↓
△1五歩▲4八玉△2三銀▲3八玉△2二玉
▲4八銀△3二金▲3六歩△2五歩▲5六歩
△3三桂▲5九金△9四歩
34手目△9四歩
少し進めました。
後手の銀冠に対して先手の囲いは相変わらず変態ですね 笑笑
しかし、この局面は想定済みです。
次の狙いは一つです。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
35手目▲2八角
▲2八角!
この手が温めていた手です。
狙いは8二にいる飛車です。
ラインを維持しながらしつこく狙っていきます。
以下↓
△9五歩▲7四歩△7二金▲7三歩成
△同金▲同角成△同桂▲同飛成
43手目▲7三同飛成
飛車を成り込むことに成功しました。
この時点で僅差ながらも有利かなと思っていました。
以下↓
△8一飛▲7二竜△2一飛▲3五歩
△同歩▲3四歩△同銀▲2四桂
51手目▲2四桂
▲2四桂が急所の一着で押し切ることができました。
後手の△5四歩~△5三銀に対しては立石流からの▲2八角が有効になります。(先手の囲いが薄いのはここだけの話 笑)
是非使ってみてくださーい。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次回予告 ∼ついに先手角頭歩大会デビュー∼ になります。
お楽しみに~
先手角頭歩2
こんにちは。
最近猫のふみふみ動画を見ることにはまっているよーしなです。
今回の内容も角頭歩です。
(また角頭歩かよという意見は一切受け付けておりません 笑)
最近指したウォーズの棋譜をご紹介します↓
10秒将棋
先手 よーしな 後手 四段
出だしは前回と同じです。
△3ニ玉▲6五歩△7四歩▲6八飛△7三銀
▲4八玉△1四歩▲1六歩△5ニ金右▲3八玉
△2四歩▲6七金△2三銀
先手の四間飛車にしてからの駒組みは前回と同じですが、後手は銀冠を目指しています。
▲2八玉△2ニ玉▲3八銀△3ニ金▲8八飛△4四歩▲6八銀
△4三金右▲5九銀△2五歩▲5八銀△5四歩▲8五歩
銀冠には組まれましたが、狙いの仕掛けを決行しました。前回との違いは金を4段目に上げていないところです。
△同歩▲同飛△8四銀▲8八飛△8五歩▲8三歩
これで一本取ったかなと思います。
以下は△5ニ飛に▲8ニ角から馬を作って押し切りました。
序盤の▲6五歩に対しての△7四歩〜7三銀に
は、向飛車にして美濃に囲って仕掛けるという
シンプルな攻めが成功しやすいです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次の内容は後手の新たな対策とそれに対する先手角頭歩の工夫になります。
先手角頭歩
こんにちは。よーしなです。
今回は僕の好きな戦法である先手角頭歩について書いていきます。
角頭歩といえば現代では後手番で指されている戦法です。
以前は僕も後手番角頭歩をメイン戦法にしていましたが、
急戦でこられると結構苦しい展開になります。
(指してる時は互角かなぁと楽観しているのですが 笑)
主導権を握るために指していたのに気づいたら
主導権を握られている、ということに気づきました 笑
これでは面白くないなと思って後手番角頭歩は諦めました、、(苦渋の決断)
ただ、これで諦めたくはありません、角頭歩が指したい
(だって角頭の歩突いちゃう系男子だもん 笑)
という思いが頭の中を支配してました。
そこで閃きました。先手で指しちゃおう!
(これを思いついたのが去年の11月くらいです。)
ということで早速研究してみました。
そしてざっと研究をしたところで、昨年度に卒業された当時4年生の、かとー先輩にぶつけてみました。
かとー先輩は去年の秋季団体戦では6勝1敗の成績を収めた強い先輩です。
ではご覧ください↓
先手角頭歩一号局
先手よーしな 後手かとー先輩
▲7六歩△3四歩▲8六歩△8四歩▲2二角成
△同銀▲7七桂△6二銀▲7八金△4二玉▲6六歩
何やら怪しい出だしですよね 笑
その答えは↓に
△3二玉▲6五歩△7四歩▲6八飛△7三銀
▲4八玉△5二金右▲3八玉△3三銀▲2八玉
正解は四間飛車でした!このあとは普通に駒組みです。
△2二玉▲3八銀△3二金▲6七金△1四歩▲1六歩△4四歩
▲8八飛△3五歩▲6八銀△4三金右▲5九銀△3四銀▲5八銀
この形が△7三銀型に対する理想形です。
先手の狙いは一つです!
△9四歩▲4六歩△9五歩▲5六金△5四歩
▲6六金△2四歩▲8五歩
▲8五歩が狙いの仕掛けです!
(▲5六金、▲6六金という気持ち悪い動きは置いといて 笑)
飛車交換をすると桂馬が銀に当たりますよー
ということです。
△同歩▲同飛△8四歩▲8八飛△3三桂
▲8三歩△9二飛▲6四歩△同歩▲6三角
後手は飛車交換には応じないですが、一歩を手にして角打ちを作る。という感じで攻め
を繋げていきました。
以下はこちらに王手がかかることなく押し切ることができました。
(ここで打ち切るのは、棋譜を思い出せなくなったからです。
記念すべき一号局なのに、、)
この将棋に負けた、かとー先輩は角頭歩対策に燃えに燃えました。
かとー先輩は僕に言いました↓
「授業中もずっと角頭歩のことを考えてたよ」
先輩、一部の人しか指さない戦法に時間を取らせてしまい申し訳ございません。
ただ先輩は、対局するたびに新しい対策を用意していただきました。
そして僕もその対策の対策をするという感じで指していました。
なので先輩とは角頭歩の将棋を数えられないくらい指して、
僕の角頭歩の経験値を高める作業を手伝っていただきました。
先輩は僕が毎回角頭歩をするので面白くはなかったかもしれません。
しかし嫌な顔をすることなく付き合っていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございましたm(__)m
これからも指し続けます!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
恐らく次の記事も角頭歩です 笑
ブログ始めました。
こんにちは。よーしなです。
このたびブログを始めることになりました。
このブログでは僕が好きな変態将棋についてつらつらと書いていこうと思ってます。
ここでまず疑問に思われるのは、変態将棋とは何か?
これは一言でいうと定跡形を指さないということでご理解ください 笑
ちなみに僕の将棋を見た女流棋士の北尾まどか先生からは「よーしな君の将棋は変態だね」
という僕にとっての褒め言葉をいただきました 笑
では、これから僕の将棋のルーツを↓に書いていきます。
僕が変態将棋に目覚めたのは大阪です。
小学校2年生の時に将棋に興味を持ち、家の近くにあった将棋教室に通い始めました。
最初のころは先生が教えてくれた棒銀とカニ囲いを繰り返し指していました。
しかし、級が上がってくるにつれて僕の隠れていた変態な部分が姿を現しました。
その変態を引き出した戦法が風車です。風車は基本的には待機の戦法です。
ですが僕の風車は違いました。玉の定位置は4七です。(この時点で変態ですね)
そして攻めます。攻めまくります。戦法の思想はガン無視です。これで勝てるのか?と
思いますよね。はい、勝てません。勝てるわけがありません。
ですが、負けが続いても楽しかったです。
その当時は勝敗よりも、人と違うことをしたいという気持ちが強かったです。
そしてその気持ちは今も持っていますし、これからもずっと思いつづけることでしょう。
将棋は自分を表現できるのが魅力です。
真っ白なキャンバスに一から絵を書いていくように(実際の絵心はありません)僕も変態将棋で自分を表現していきます。
上記に僕の変態将棋のルーツを書きました。今後の方針はタイトルが「備忘録」なので
このブログをメモ代わりにして僕の棋譜を基に変態将棋について書いていこうと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
そして駄文、長文失礼しました。これからもよろしくお願いいたします。
P.S ちなみに好きな戦法は四間飛車です(変態要素なし)